コピーは果たしていいのか…

何事も初めて行うとき皆さんは何をしていますか?

そうです。
「人のコピー」です。
中にはコピーをすると、「変な癖がつく」や「やった気になる」との言葉もよく聞くと思う。

しかし、呼吸だったり間の取り方、緩急のつけ方などを手当たり次第でがむしゃらにやるよりは遙かに成長できると思う。
今一線で活躍している声優やナレーターの空気感や自分との違いを一瞬にして分かる題材だ。

でもここで注意してほしいのが「練習として」ということだ。
ここでその人のモノマネが出来ても、ただのコピーその人にはなれないからだ。
いわゆるこれが「無個性」とも言われてしまう原因かもしれない。

では、どうやったら一流になれるのかを次のステップで理解してほしい。

表現の上達ステップ

表現の上達ステップには【守・破・離】の3ステップがある。

  • 【守】型のコピー
  • 【破】別の型や個性を入れていく
  • 【離】型を忘れ自分なりの表現を入れていく

表現の基本はコピーにあり!

再三言ってきたが、プロのナレーターのコピーから学べることは、リズムやスピード、強調点や巻きや張り、ブレスの位置。
模倣にトライすると、「自分とプロのナレーターの違いは何か、なぜ?」ということがたくさん出てくると思う。
それを理解した時、ぐっとプロのナレーターに近づくことが出来ます。

表現分野の練習方法として、コピーを取り入れていないジャンルはほとんどありません。
しかしそれは完成品ではなく練習方法としてです。
2度言いますがこれだけは忘れないでください「完成品ではなくあくまで練習方法として」です。

古今東西、プレーヤーたちは初期から徹底した模倣によってそのスキルを習得する過程を踏んでいます。

まとめ

この記事を見た方は、すぐに試してほしい。
しかし、あくまで声のコピーではなく「型」のコピーという事は忘れずに…。

これをすることにより周りに差を付けられることでしょう。
声優やナレーターは常に勉強です。
良い癖はどんどん取り入れていきましょう。