声優になるための技術
芝居力
声優のお仕事は「芝居」だという意識を持っている人、意外と少ないようです。「声を作って画にあてる」事自体が声優の仕事だと思ったら、少しずれているかもしれません。「声でお芝居を創り上げる」これが声優です。
演技力
上記の芝居力とリンクするものではありますが、心の動きや感情表現をアウトプットするテクニカルな力です。トーン、テンポ、間などをコントロールし、緩急や距離感を演出することが求められます。
想像力
アニメのアテレコ現場において、収録時に画があることは、ほとんどありません。無機質な「線画」にキャラクター感情を見出し、吹き込んでいくスキルが必要です。そのために想像力、ひいては音響監督さんの意図を汲む力が必要です。
録音力
同じ芝居という根本はあっても、舞台役者と声優とでは、発声のアウトプットが異なります。それはマイクを通すか否か。観客に拡声する音声ではなく、マイクに乗る水鉄砲のようなブレスコントロール。
対応力
ここでは「キャラクターの引き出し」のことを指します。声優の仕事の醍醐味は、一人の演者がキャラクターに合わせて様々な声を演じられること。ただし、必ず自分の軸となる声を確立することが先です。
声優になるためのヒント
声優を目指すために必要な知識
ここでは、スキル面から5つの必要力を上げましたが、声優になるには、技術以外にも多くの要素が必要です。