声優/ナレーターを目指しているあなた。
発声の基礎や表現の技術が未熟だと感じたら、ボイストレーニングレッスンを受けることを選択するでしょう。

いざレッスン開始!!

先生も丁寧に教えてくれる、
レッスン内で少しの成長が実感できてる!
このまま確実に成長できるかも…!?

と、期待を膨らませて数ヶ月・・・・


レッスン内容もはじめとあまり変わらず、その時間にはできているはずなのに、次のレッスンではまた同じところを指摘されている…。
どうして???と、悩んでいる方は多いと思います。

最終的には
「もしかして、先生の教え方が悪いんじゃないか?」
「先生が良くないのでは?」
そんな風に考えてしまうことも…。

実は【レッスンを受ける姿勢】に問題があるからです。

なかなか先に進まないのは、レッスンの間は先生の指導により成長を感じていても、次回のレッスンまでに「もとに戻っている」のです!!

レッスンを受ける姿勢とは?

ボイストレーニングや演技レッスン時を振り返り、
以下の3つを確認してみましょう。

1.曖昧な返事をしてませんか?
2.指摘された箇所、自身で気づけてますか?
3. 自力で克服するために、自宅での練習方法は聞いていますか?


それぞれ、解説していきたいと思います。

1.曖昧な返事、してませんか?

あまり理解していないのに「はい」「わかりました」と返事をしていませんか?
「はい」と答えたら、先生はその内容をあなたが理解したと認識します。
…当たり前ですね。

わからないことは、わからない。
疑問に思うことはその場で質問を返して、自身が理解するまで確認しましょう。

また、出来た気になっている、出来ないことに向き合えていない方も注意です。
まずは、現実から目をそらさず、「出来ていない自分」を受け入れましょう。

2.指摘された箇所、自身で気づけてますか?

レッスンでは、できていない箇所やもっと良くなる部分を、先生により直される思います。
その直された状態と、元のダメだった状態。自身で分かっていますか?
さすがに音源を聞いたら気づくと思います。
ただ、肝心なのは「ナレーション/セリフを読んでいる間に気づけているか」ということです。

気付かずダメなやり方で自己練習していても、意味がありません。
かえって下手になることもあります。
まずは「読んでいる間に気づくこと」から始めましょう。

3. 自宅での練習方法は聞いていますか?

レッスン終了時、
「ありがとうございました!次回もお願いします」と、ささっと帰っていませんか?
次回のレッスンまで、テキストなど放置していませんか?

それではダメです!


しっかりと【次のレッスンまでの期間】に効率的な自主練習をしましょう。

成長は、レッスンの間の過ごし方で決まっていきます。
ダメ出しをもらった箇所を、自身でも克服・修正できるように 自宅での反復練習の方法を確認しましょう。
(自己流で練習するのはNGです!!)

収録に毎回先生を付けている声優やナレーターはいますか?
先生がいなければ、発声も滑舌も曖昧で自信がない人は、プロとは言えません。

教えてもらった事を、しっかりと自身の体に定着できるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
本日のお話は、あくまで「受ける姿勢」についてのお話です。

せっかくお金を払ってレッスンを受けているのですから、レッスン中は受動的にならず、能動的に。先生へどんどん訊いていきましょう。
逆に答えられない先生や、なんとなくごまかしてしまう先生であれば、
その場所はあなたにあっていないかもしれませんね。

しっかりと向き合って、自分に有益なレッスンを受けられるように、一緒に頑張りましょう!