オーディオブックへの理解

この記事を読んでいる方は、前回の「耳で本を読む」を読んでいただけただろうか。

今回はまず初めに、ナレーションとオーディオブックの違いを簡単に説明したいと思う。

  • ナレーション=短距離走
  • オーディオブック=長距離走

これは感覚の違いと、捉え方の問題ではあるが簡単に説明すると以上のように言い換えることが出来ると思う。

実際、ナレーションの現場などでは、短くて10秒、長くても30分程度である。
しかもずっと話しているわけではなく、要所要所で入る。
ということは、「短距離」を何度も走るイメージだ。

それに比べて、オーディオブックは短くても1時間長くて12時間程度である。
これはスタートからゴールまで一定のペース配分で走ることが必要となり、途中で失速などをしてはいけないこととなる。
いわゆる「長距離」を走るイメージだ。

オーディオブックへの心構え

これまでのことを踏まえると、読み切るための「持久力」が必要になってきます。
読むことに慣れていない人は最初は5分として集中して読むことは難しいとは思いますが、日々読み続けることにより持久力は伸ばせます。

これを長距離走と置き換えると、もしあなたがいきなりフルマラソンを走ってくださいと言われたとして、何も練習をしていなければ到底走りきることなど出来ないことはやらなくても分かると思います。

という事は、オーディオブックでも同じことが言えます。
集中してペースを乱さず最後まで読み切れるかです
また、人間の集中力は30分が限度と言われていますが、集中力を持続している人は短い集中を常に繰り返しています。

ここでの心構えとは、いかに集中して読み続けられるかの精神です。

まとめ

初めは何事も慣れていなかったりで大変なことも多いですが、継続は力なりという言葉通り少しずつではありますが変わっていくと思います。

自分の伸びしろを信じて進んでいけば必ずそれが力になります。
弊社でもオーディオブックに特化したレッスンもありますので気になる方はぜひご連絡ください。

次回は、オーディオブックの読み方と構成の仕方について触れていきたいと思います。


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